真壁

二月からスタートしている庭作り。いよいよ木工造作が始まりました。玄関横の石積み上に真壁と言う土の壁を作っています。

材料は以前紹介した宮城県登米市の山栗の木を使用しています。下地までの完成で竹木舞が見えていますが、こちらに泥を塗ります。下塗りの荒壁、仕上げの中塗りで仕上げて行きます。下地も自然素材を使用しているので天然素材の雰囲気を感じお客様には楽しんでもらえます。

元々、山栗の材料は傷や曲がり、割れが多い材料です。室内の物では無くて庭の物ですから、せっかくの天然素材を生かす様にと心を砕き施工をしています。傷や曲がり、割れがある材料を、どこにどう使用するのが良いかと頭を悩ませます。用途に適さない物や耐久性に影響する物は無論選別しますが、全てを整えると味わいが無くなります。曲がりなどを上手く捉え美的にも用途、耐久性も問題ない様に上手く使わなければなりません。

まだしばらくかかります。